原料用途での包材コストを見直す!
紛体やペレット(小さな固形物)などのような原材料を入れるためによく使われる大きな紙袋があります。 身近なところで言うと、米袋やセメント袋で使われている袋がそれです。
そういった袋をクラフト袋と呼んでいます。
クラフト紙で作られているから〝クラフト袋〟なのですけど、ビニール製のものや、クラフト紙とビニールを複合した形式のものもあります。 内容物が水分を含むものであったり、外気との接触を嫌うような場合は、そういった袋が使われるようです。
原材料輸送としての重要な役目を担っているとはいえ、少々乱暴な言い方かもしれませんが、それは〝輸送のためだけ〟に用いられるものであって、且つ、そのほとんどがBtoB… つまり、企業間でのみ使われるということを鑑みれば、そこにはコストをかけたくないというのが経営者側のホンネではないでしょうか?
まず、クラフト袋が使用されている生産現場での作業について整理してみます。
作業のおさらい。
ペレットや紛体といった原材料用途でのクラフト袋では、袋の表面に内容物の名称や種類、容量など、内容物に対する情報を記しておく必要があります。
ほとんどの事業所では、従来より〝捺印〟というスタイルで対応されている場合が多いようです。 作業は、概ね、このような流れで行われています。
⇒ クラフト袋の資材メーカーへ、各種類の資材を発注。
⇒ 資材メーカーより資材を受け容れ。
→ 品種毎に棚分けされた保管棚へ振り分け・保管。
⇒ 該当する袋を準備し、充填工程へ。
→ 保管棚より該当の袋を探し、指示枚数分準備。
→ 捺印装置での〝ゴム判〟を確認・交換。
→ 専用の捺印器具にてロット番号など捺印作業。
→ 捺印後、充填機器へ移載。
こういった作業が担当者の日常業務として行われてて、また、事業所によっては専門の部署や専任のスタッフを設置して作業にあたっているというところもあるようです。
※ 最後のページに事例を載せています。よろしければどうぞ。