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原料袋の包材コストを削減する方法。

コストダウンにつなげるために。

でも… もしも、

IJP! わかった!
じゃあ、早速!!

なんて、即決めするのは、些か早急すぎます。 もちろん、即断即決で行動するのはいいことだとは思います。 が、そうするにしても、事前に(即決めされるなら同時進行で)押さえておきたいポイントがあります。 

ポイントとは〝現状の作業や品種を把握し、整理する〟ということです。 整理する項目はザッと、

1.現状のサイズが何種類あるのか?
2.クラフト袋の形状は何種類あるか?
3.仕向け(納め)先への印刷内容はどういったものか?

という大きな3つのポイントです。 さらに、これらの内容を種類ごとにまとめます。 

次に、まとめた内容を元にして会社名、会社ロゴなどといった各製品に対して共通する項目を整理します。 ついで、各製品を通じて 共通化できそうな項目 を整理します。 「共通化できそうな項目」とは、製品名や仕向け先にあたる部分であるとか、似通った内容の項目を指します。

また、「共通化できそうな項目」を逆に言えば、〝常に書き換える必要がある項目〟を探すということでもあります。 ロット記号や製造(充填)日などといった項目は、同一品種であっても変わる項目ですよね? そういった事柄を整理していきます。 

デザインにメリハリをつけることで…

内容の分類整理が終わったら、改めて袋のデザインを考えてみます。 この時、共通している、もしくは共通化できそうな項目をプレ印刷(※予め印刷すること)の対象としてデザインを決め、袋の制作を依頼します。

プレ印刷の内容を共通化することで、袋のサイズと袋の形状のみに集約して管理ができるようになります。 それができるようになると保管スペースの削減はもちろんのこと、不良在庫の削減に繋げることができます。

とすれば、保管にかかる作業そのものが格段に楽になり、また、保管場所で該当資材を探すといった無駄な作業時間が不要になります。 つまり、コストダウンにつながるというわけです。

また、もうひとつ大きなメリットがうまれます。 それは、制作コストそのものが下がる ということです。 

それは、なぜか? 

相手のことを考えてみる。

自社での保管場所での作業をよく思い出してみてください。 

『袋のサイズが同一でも、品種によってデザインを変えている』という状況は、制作メーカー側にとっても同様の状況が発生しているということです。 それに加えて、彼らには〝印刷用の判〟に関する作業も発生しています。 

例えば、123-A、123-B、123-C という銘柄の印刷項目があったとします。 〝123-〟までが共通で使えるにも関わらず、それらは別物として扱われるため…

制作時にはそれぞれの銘柄に対して判を交換する必要があります。 できた製品については、銘柄毎に分別してストックし、それぞれが混ざらないように管理して出荷するという作業が発生しています。

判そのものについて言えば、当然、それぞれに対して判が必要になるわけですから、それらを分別して管理する必要があります。 それに加えて、判に対する洗浄作業です。 印刷時には使用した判を洗浄するという作業がありますが、それぞれに対して判が変るということは、交換するたびに洗浄作業が必要になります。

結局、そういった作業や管理にかかる手間が諸経費として制作コストへチャージされているというわけです。

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