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流通用途での包材コストを削減する方法。

生産部門のスタッフ業務が、無自覚なルーチンワークになっている。

生産部門で考えるべき問題点は、『ルーチンワーク』についてです。 

ある種の作業が〝無自覚〟なルーチンワークになっているのは否めないです。

注意すべきは、無自覚なルーチンワークのほとんどが 利益を産まない作業 であるという点です。 その代表的なのが物を探す作業です。 こんな状況、心当たりはないですか?

え~っと… 
これは確かこの辺にあった…はず… 
あ、あったあった! あ、あれ? 
これじゃない! xxx用のだったわ。
ヤバイ! また、探さなくちゃ。 

副資材について、保管場所で『探す』シチュエーションでは、こんな感じの作業をしているはずです。

1. 資材メーカーから資材受け容れ時に、銘柄毎に仕分けする。
2. 保管場所場所から、該当する資材を探しだす。

何気ない作業内容なのですけど、この時の業務には以下の〝コスト(経費)〟が発生しています。

【場所】 資材を保管・仕分けするためのスペース。
【労力】 資材の仕分け管理、または抽出のための作業労力。    
【時間】 作業における一連の所要時間。 

つまり、経費における全ての要素が使われているということになります。 しかし、

それは必要経費だから、仕方がないよ!

と言われるかもしれませんね。 確かに、場所も、労力も、時間も一定のボリュームは必要であり、完全にゼロにはできません。 しかし、経費だからこそ、少しでも抑えていくことができれば、経営者的には嬉しいと思いませんか?

繰り返しになりますが、〝モノを探す〟という作業は利益を産まない作業の典型です。 だとするなら、その作業がスタッフの【日常業務の一環】として何の疑いもなく行われていることこそが問題なのです。

探す行為が、段取り作業の一環として必要であるという見方もできます。 でももし、その行為が都度行われ、1回に数分~数十分間もの単位で費やさなければならないとしたならどうでしょうか? 

それでも、〝必要な作業〟と言えるでしょうか?

そもそも…

スタッフにとっては、『無自覚な作業』であるから、それをムダな作業として認識・理解していません。 本来なら、ホンの一瞬で終わるはずの作業も、この無駄な作業の所為で長時間労働になっている可能性だってあります。 穿った見方をすれば… それを言い訳に〝不当な〟残業代が請求されているのかもしれません。

概ね、忙しそうにしている割にそれほど効率が上げられていない… という状況がそれです。 にもかかわらず、『残業代』だけはちゃっかり発生しているという… 経営者からすると、無駄に残業代が発生してしまうのも怖いかもしれませんが、むしろ、一番怖いのはスタッフの中での感情なのです。 

それがどれだけ〝無駄に〟時間を費やす作業であったとしても、その費やしている時間だけで『私はたくさん仕事をしている』という感情をもってしまうということです。 

厄介なのは、時間がお金と絡んでいるという点です。

時給で働くパート・アルバイトなどでイメージすれば至極よく理解できると思います。 簡単に言えば、『時間が係ってる割には、生産性が悪いな…』という状況がそれなのです。 この点、作業効率や生産効率の観点から見れば、恐ろしくマイナスの作用です。 

また、こういったことは後任にも引き継がれる可能性は高いです。 最悪、〝適当にやってれば、金をくれる〟という… 

どこかで断たない限り、脈々と引き継がれてしまうのです…

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