放置すると危険! 2つの問題。
アイテムが増えていくことによって、副資材が増えていくという背景には以下の問題が関係しています。 それは、
1.商品企画、あるいは開発部門が生産部門の内情を把握していない。
2.生産部門のスタッフ業務が、無自覚なルーチンワークになっている。
ということです。 詳しく説明しますね。
商品企画、あるいは開発部門が生産部門の内情を把握していない。
商品企画や開発部門の業務は〝売るため〟の商品を創ること。 企画した商品が売れて、それによって生産業務が忙しくなり… というのは、会社としてある意味うれしいことかもしれません。
でも、その一方で、生産部門側に生産業務以外の〝余計な〟仕事を与えてしまっているとすればどうでしょうか?
ボクの体験からお伝えすると…
概ね、商品企画や商品開発部門のスタッフは、生産部門での作業の内情を把握していない場合が多いようです。 平たく言えば、『縦割り』な部署間の関係です。 つまり、商品企画・開発部門と、生産部門との間で〝情報の共有〟ができていないということです。
企画・開発業務として、既存製品のラインナップを増やす場合であっても、それが新企画な商品であったとしても、ただ安直に副資材まで増やしてしまうというやり方を行っているのであれば、少し考え方を改めるべきです。
では、何を改めるべきか?
それは、同一サイズの副資材が使えたとしても、銘柄が異なるというだけで新たに別のデザインを起こしている… という場合です。 この場合、生産部門からすれば、『管理する対象が増える』ということを意味しています。
すなわち、彼らの仕事が増えるということです。 それに加えて、会社からすれば、副資材の保管場所が増えてしまうことでもあります。 これを回避するために、企画・開発部門の業務のポイントは、
副資材の扱いに留意しながら企画・開発を行うこと。
です。 生産部門と連携しながら業務を行なえば、会社としての無駄がなくなります。 もうひとつが…