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作業効率を上げる方法とは?

けたろーです。

ようやく秋めいた感があります。 今朝は少し、肌寒かった。 といいつつ、まだ裸足に草履のいでたちなんですけどね。w 工場では、ハーフパンツを履いてます。ww

さて。 今日は作業の効率化についての話し。

作業の効率化を図る。

工場では作業がつきものです。 こと、うちのようなものづくりの業種では、ほぼ、作業が仕事。 いや、仕事が作業? 笑 まぁ、いずれにしても、あるモノを生み出すために作業をしていくという感じですね。 作業って、機械を使ったり、機械を使わない手作業だったり、色々あります。 

ところで、製造業種の間では 『段取りが八割』 なんていうことをよく言われます。 実作業にかかる前に、段取りをどうするか? で、作業の流れなどや仕事の効率とか、もろもろ影響してきます。

振り返って考えてみると、確かに、〝段取りをどうするか?〟 で、ほぼ、その作業の良し悪しが決まるのかなって思えます。 でも、思うに、作業の効率を考えていく上ではもっと重要なことがあるなと痛感することがあります。

こんな風に思ったことないですか?

段取りの他に、大切なこと。

それは、

手を抜かず、丁寧にする。

ということです。 

作業に関して言えば、段取りも大事だけど、結局のところ、丁寧にすることこそが一番の効率に繋がり、これこそが根本的なことというか、根源的なことかなと思うのです。 なんでか? ちょっとした体験をお話ししますね。

ええ加減にやったばかりに、結局…

その時の作業は、ボール盤での穴あけでした。 

穴をあけるワーク(対象物)は、それほどの大きさでもなく、重さもそれほど重くなかったんで、(横着して)手で押さえて穴あけをしてたのです。 まぁ、普段からそんな感じで作業をしているので、この時も同じようにやったのです。

と! 

ドリルのキレが悪かったのか、ドリルと部材との相性がまずかったのか… ドリルがワークをかじって(※)しまって(※食い込むこと。)、手で押さえきれずワークが振り回されてしまったのです。

ドリルのトルク(回転方向の力)って、相当な物です。 手で押さえているので、もちろん、手の力なんてたやすく負けてしまうわけです。 (A;´・ω・)アセアセ  押さえきれず手を離し、ドリルにワークがついたままグルグルと回りだすという。。

めちゃくちゃ怖かったです。 

幸い、怪我はなかったのですが、横着せずにバイスできちんと固定して作業していればすぐに済んでいたところが、この所為で、かなりの時間を割いてしまう結果となったのでした。

その時に思ったのです。 『やっぱ、横着したらアカンな…』と。 結局、このハプニングの所為で、かなりの時間がかかってしまいました。

メンドクサイと思ったとしても。

ちょっとしたことなのだけど、そのちょっとしたことを『メンドクサイ』と思って手を抜いたその瞬間に、思いもよらない事態が起こって、結果として、その作業にかなりの時間を費やさざるをえなくなってしまう。 とするなら、その作業は、結果的にものすごく効率が悪いものになってしまいます。

ボクが体験したようなケースでの最悪な場合は、手を切ったり、ワークが飛んできて打撲したり、はたまた、ドリルが折れて他の事故を誘発する可能性もあって、そうなると、作業どころではなくなってしまいます。 

また、この場合ではないのですが、もしも、クライエントから材料を預かって加工を行っている際にこういう事が起きると、支給された材料そのものがオシャカになってしまう可能性だってあり得ます。 また、その材料がものすごく高額だったり、納期が掛かるような物だったりしたら、ほんと、目も当てられない。 

だとするなら、最初から手を抜かずに丁寧にきちんと対応する。 そうすることで、作業の効率もあがり、かつ、品質も保てます。

昔からよく言われている

急がば回れ。

というのは、ほんと、的を得た言葉です。 

作業効率は、早さではない。

手抜きや、横着すること。 

でも、裏を返せば、それは『本筋の作業を知っている』からできることだとも言えます。 概ね、本筋通りにするとメンドクサイから、もっと楽にやろうという考えがそこにはあると思うのです。 それに、その場合では作業効率を考えているというよりも、むしろ、単純に〝作業が楽だし、時間が早い〟という短絡的な考えの方が多いのではないかなと思えます。 

加えて、過去からの経緯で、手を抜いたり、横着した方法でうまくできて、たまたま大きな問題も起きずにいたということもあると思います。 ボクの体験がそうだったように、その『手抜きや横着した』方法で今まで問題がなかったから、それが効率のいい方法だと思い込んでしまっているということもあります。

しかし、そもそものところ、作業効率とは作業の楽さや早さではありません。 

どういうことか? というと、〝作業〟とは一連であるからです。 今掛かっている作業は、前後の工程の中の一部。 だとするなら、トータルで考える必要があるということです。 

ボクがやっている機械をつくるという仕事で考えると、例えば、部品をつくるという時には、『材料を用意して、加工して、仕上げして…』 という一連の流れがあり、その中でそれぞれの作業が発生します。 もっと先には、できた部品を取り付けて、調整して… という作業があります。 

こういった一連の作業の中で、部品加工や仕上げ時に手抜きや横着したとすればどうでしょうか? のちの、部品取り付けでトラブルが発生する可能性が高まり、余計な作業が増えてしまうことは容易に想像できます。

つまり、仕事の各ポイントで発生するイベントが作業であって、そのポイントだけで効率が図れたとしても、ある一部で非効率な事柄が発生したとすれば、全体を見た時に作業効率をぐっと下げてしまうという結果を招くということです。

結局のところ…

作業の効率を上げる一番の方法は、まず、きちんと段取りを行い、

ひとつひとつの作業をきとんと丁寧にこなしていく。 

ということです。 その上で、手抜きや横着をせずに、作業のスピードを上げていく。

なんてことを考えると、やっぱ、『段取り』が全てですね。笑


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