けたろーです。
8月も早終盤。 というか、今週で終わり。 2023年の年が明けてからここまでの期間、すごく早く感じてます。 なんせ、5月以降は海外ばっかりだったもんで。 その話は、近々にまとめます!
さて。 今回もリライトです。
用を足すときのこと。
例えば、トイレがものすごく混んでいて、自分の後ろに並ばれる状況ってどんな気分がしますか?
女性なら個室に入ってしまうので混んでるという目の着く状況から、一旦は解放されるのかもしれません。 でも、男性の場合は、用を足してる際にも混んでる状況が目につきやすくて、そのさ中にも真後ろに立たれたりするので、気分的にちょっとセカセカして焦る場合があるのです。 (^_^;)
その状況、ボクだったら並ばずに個室の方をみて見るか、もしくは、空いてる別の場所を探すか、ちょっと空くまで待つか、あきらめて我慢するかのいずれかです。
実は、混んでるトイレって、ボクはすごく苦手なんです。
小学校時代に、後ろに並ばれて覗き見られて急かされて。。 まだ?? みたいな経験があって。 その時分にありがちなのかもしれないのだけど、それがトラウマになって、回りに人がいると緊張してしまって出にくくなるという。 且つ、回りはさっさと用を足して出ていくので、余計に焦ってしまうという。 (A;´・ω・)アセアセ
ある意味、すごくメンタルが弱いんです。
アジアな海外に行った時には、トイレを探すのでちょっと苦労しました。 ホテルなんかだと個室もちゃんとあるんで問題ないんだけどね。
で、なぜ、そういう状況下では、おしっこがでなくなる(でにくくなる)のか? というと…
緊張は大敵。
ずばり、〝緊張する〟からです。
おしっこがでるというのは、弛緩の状態、つまり、緩まないとでないのです。
後に並ばれている状況だと〝早く、ださなきゃ!〟という一種の緊張状態が生まれます。 それで、排尿にまつわる筋肉が委縮し、出なくなってしまうのです。 逆に、リラックスした状態では出やすくなります。
これは、幼児期のトイレトレーニングで失敗するケースがまさにそれです。
子どもが散々、おしっこおしっこ! って言うから、トイレに連れて行って、早く早く!っていうと、もう出ない・・ ってなるの。 けど、『早く!』 っていう急かせる状況が、子どもにはかえってプレッシャーになる場合があって、肝心なところで出なくなってしまうみたいです。 逆に、何でもない時に、しゃーーって。笑
お子さんがいるところでは、経験ありませんか? というわけで、今日の話題は、おしっこの話題でした!
な~んて、違います! 笑 実は、おしっこの時も、仕事も同じなんだよって言う話しです。
詳しく、お伝えしますね。
プレッシャーのかけ過ぎはマイナス。
相手にプレッシャーを与えている状況では、焦らせるだけで、あまりいい仕事は期待できないということです。
例えば、納期が迫っていて、催促される状況などがそれにあたります。
〝納期を守れ!〟 という相手の立場や状況は理解できるのですけど、その伝え方が問題になってくる場合があるのです。 急せば、急すほど、相手の状況は追い込まれ、その緊張で仕事のリズムもままならず、仕上がりもまずくなったりします。
実体験です。
以前、こんな経験をしたことがあります。 それは、商社経由の案件での出来事でした。
その時の案件は、細かい製品を容器に充填し、それを計量して、包装するような機械の製作だったのですが、充填対象の製品が大きさも、その形状も異なるという多品種になることもあって、容器に入れて計量するという部分がなかなかうまくいかず、そこがネックで納期が押し迫っていたのです。
思うような進捗もない中、商社の担当からは毎日、毎日、進捗状況の確認の電話がかかってきて…
実は、その案件に取り組む少し前に、その商社経由で別のお客様の案件に対応したことがあって、その時は、〝何かあれば、全面的にサポートしますので、協力してください。〟と、ものすごく紳士的な対応で、いい商社にあたってよかった! なんてことを思っていたのです。
それが一変。 全く真逆の態度に、こちらも困惑したのでした。
正確にいうと、この時の担当は、前回時の部下にあたる若い子で、『上司の首が飛んでしまう! 上司が飛ばされてしまう』と事あるごとに言ってきました。 最終的には、その若い担当と上司が日替わりで作業状況の〝監視〟にやってきたのです。
来ても何をするのでもないのですが、ただただ、自分の携帯で仕事の電話をしたりして…
想像して頂けますか、その状況。
ものすごく仕事がやりにくいのです。 こちらとしても、その案件に係っきりというわけでもなく、もちろん、他の仕事もあります。 それに、監視に来られたところで仕事が早くなるわけでもなく、ただただ無言のプレッシャーを受けるのみ…
エンドユーザーの言葉で救われた。
納期へのリミットが近くなって、けど、まだ完成までには少し時間が必要な状況だったんですけど、商社曰く、
できてなくても、納めてくれ!
と。 彼らの決算が近かったようで、決算日までに自分たちの実績をいれたかったようです。 しかし、エンドユーザーの中間立会いもない状況で、且つ、まだ未完成な状況で納入するのは、こちらとしても避けたいところだったので、その商社には、立会をするのが絶対条件だと伝えました。
中間立会の時に、エンドユーザに現状を包み隠さずお伝えしたところ、
納期は別にいいから、使いやすく、いいモノを創ってくださいな。
と、その商社の前で仰ってくださったので何とか救われました。
まるで、神のような言葉でした。
その時は、商社の連中も唖然として、罰の悪そうにしてましたけどね。 ざまはなかったです。 正直、ちょっと清々しかったです。(*^-^)ニコ
結局のところ、商社の彼らは
というわけです。
思えば、以前の仕事で彼らが紳士的だったのは、彼らにとって、その時のクライアントが〝上得意様〟だったからです。 上得意だからこそ、失敗したくない、粗相をしたくないという〝自分たちの利益優先〟な姿勢があったのは否めないです。
それにしても、客によってあそこまで態度が変わるのか? と思いましたよ。 仮に、後の客も上得意だとしたら、自分たちの成績云々は優先させなかったと思います。 彼らにとって一見の客だったから、強行してでも売り上げの一部にしたかったんでしょうね。
その納期は妥当なのか?
納期を守ることは大事なことだと思います。 それは仕事をしていく上で死活問題でもあります。
でも、そもそも、その納期の設定って、どうなんだろう? って思うこともあります。
もっとも、生産の日程や生産計画がばっちり決まっている場合は、相手の生産計画に支障がでるため、納期は死守しないとなりません。 なので、そういう場合には、納期に間に合わせるように、時には、貫徹したり、また、連日、日付が変わるまで作業をしたこともあります。
でも、その一方で、急かされて、急かされて、納期内に納めたにも関わらず、結局、すぐに使われずに放置されてるということがあるのも体験としてあります。 急いでくれ! って、散々言われて、がんばって期日内に納めたにもかかわらず、使いはじめるのがもっと先になると言われたときの喪失感。 その時間があれば、もっと完成度があがったのにって…。 すごく、虚しい気持ちになりました。
他には、休みの前の納期指定も同じくです。 翌日から休みに入って、当然、工場が停止していて使われるはずもないのに、わざわざ、そういう日程を設定される場合です。
お客さんにも都合があるのでしょうけど、明らかに無意味な納期日の設定や、自分らの成績等の都合による指定ってどうなんだろう? って… 思うわけです。
こと、決算日や、年内、年度内に納期が絡むとちょっと厄介なのです。 なので、そういった納期の場合は、少し用心しています。w
急かすメリットは薄い。
製作する側の立場で言うと、急かされる状況では仕事がすごくやりにくいのです。 ボクらが体験したような〝監視される〟という状況下にあっては、なおのことです。
大きな会社なら案件に対するチームの編成があって、それに係きりになるということも考えられますが、ボクらのような小規模な会社では、案件以外の日常業務も抱えていて、日々の仕事のリズムもあります。
監視されることによって、リズムが阻害されるのですから、ホント、調子が狂うのです。
その時のことをいうと、逐次、行動が監視され、それこそ、トイレに行くのもままならない状況です。 他の客とのメールのやりとりはもちろんのこと、電話応対だって、すごく怪訝そうな顔で睨まれるのです。
そんな状況で、いい仕事ができると思いますか?
仕事を依頼して、相手にホントに良い仕事をしてもらいたいのなら、ある程度のプレッシャーは必要だとは思いますが、無理に急かさないことです。 過度にはしないことです。 相手を信用して、委ねることも大切です。
もちろん、仕事を引き受ける側は、受けた以上のことをするのが当然なのですけどね。
繰り返しになりますが、間違っても〝監視〟などという強硬なプレッシャーはやめた方がいいです。 まして、恫喝まがいな事なんてもってのほかです。(実際、そういうこともされました。)
いい仕事は、お互いの信頼関係の元、リラックスできる環境で生まれる! というわけです。
-追記ー
その商社とは、後日談があって…
支払いに関して、当初現金払いでと約束していたのにも関わらず、手形が送られてきたのです。 うちの親父はそれに激高。 速攻で担当に、
現金払いって言うてたやろ! 手形送ってくるってどうなってんねん!
町工場なめとんちゃうんか? なめんなよ!
と、怒りの電話。 そりゃそうですよね。 支払条件決めてるのに、それを破るっていうのはビジネスでは論外。
相手は大き目な商社さんで、うちらみたいな町工場をちょっとなめてる(下に見る)ような風情があったこともあって、且つ、今までの鬱積もあって、爆発したという感じです。 相手は、平謝りでした。
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