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機械をどんな風に設計していくか?

「仕事、何してるん?」って聞かれて、『機械の設計してます!』って答えると、「わーすごい、むずかしそー!」なんて言われることがあります。


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さて、今日のテーマは…

機械を設計していく上でのこと。

当たり前のことなのだけど、機械とか、設計とかを知らない人からすれば、その仕事について言うと、『すごいね』とか、「むずかしそうだね」なんて思われるのかもしれませんね。

学校で習ったとはいえ、ボクも初めはそうでした。 

なんでか? 

っていうと、学校で習うことは小難しくて、やれ、材料の物性がどうのとか、応力がどうのとか… 確かに、それらは実際の設計でも必要なのだけど、なんていうか、すごくとっつきにくい印象ばかりが先行してしまって、なかなか手が出せなかったんです。 なんかこう、深く考えすぎていたという感じもあります。

けど、あることがきっかけで自分で設計するようになったんですけどね。 w

大切なこと。

確かに、設計していく上では計算とかそういうことも大切だと思うんだけど、ボク自身が大切だなって思ってることは、ずばり

想像力。

なんじゃないのかな? なんて思ってます。

今じゃ、3DCADが主流で、画を描いていけば、画面上で動作もできるような時代になっている。 けど、そのとっかかりは、想像力だと思うんです。

案件をもらって、〝機械〟という実体の「解」を求めていくのが設計の仕事だと思ってます。 相手の〝不〟を解消していくための『実体としての解』が機械。

何もないところから、その解を求めていくに際して、想像力ということがキーワードになっていく。

頭の中で、グルグルとイメージを膨らませて、機械という実体を頭の中で組み立てていく。 時に、頭の中で動作させたりして。

機械って、組み立てが終わって、いざ、動きはじめるまでは〝空想の産物〟でしかないのだとも思えるんです。 イメージや口では動作できたとしても、実際に組み上がるまではそれが〝リアル〟になるかどうかはわからない。

だからこそ、しっかりとした「想像力」が必要なんだとも思えるんですよね。

どうやって想像力を鍛えるか?

では、どんな風に想像力を鍛えていけばいいのか?

ボクが思うにというか、ボクがやってるのは、色んなものをみること。とか、観察することです。 とにかく、色んなものをみて、感じて、つぶさに観察して、そのものの成り立ちを知るようにしてます。

置き物のような動きがないものであったとしても、それがどんな風に創られているのか? 

動きのあるものであれば、どういうメカニズムでできているのか? また、どんな考えでできてるのか?  などということを想いながら、見るようにしています。

見ることで、自分への蓄積にもつながっていくんじゃないかなと。

展示会などには率先していくべし。

何かの記事か、誰かのつぶやきで見たのですけど、中には展示会に行ったりするのを嫌がる人もいるようで。 

色んな考え方があるので、そこはその人なりのポリシーなのかもしれないのだろうけど、もったいないなって思うんです。 展示会って、いろんなものが見れるチャンスだし。

まぁ、ただボ~っとみるだけじゃ、何の吸収にもならないから、それするなら意味はなくなってしまうんだろうけど、ちゃんと自分なりの視点で観ていれば、それは自分の蓄積にもなるんじゃないかな? って思います。

今見たことが、直ちに役に立つというのはマレかもしれないけど、観ていることが蓄積になって、ある日の案件で、『?』って思うことにつながることだってある。

「目の保養」とはよく言ったもんで、それは十分糧に成り得るんだと思うんです。

蓄積と発想のコラボ。

機械の設計って、端的に言えば、今まで観てきたことの蓄積と思いついた発想(アイデア)のコラボだと思うんです。 蓄積が多ければ多いほど、発想につながりやすいという面もありますよね。

で、想像力を駆使して、それを形にしていく。  

それがボクの設計スタンスです。


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