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処理後、取り出した製品の間隔を開けるメカニズム。

ある装置の開発案件で、処理後の製品を取り出す際の間隔を開けてほしい… との依頼を受けました。


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さて、今日のテーマは…

ピッチ(間隔)を開ける。

歯ブラシ用途のブリスター包装機で、6本づつ処理を行うという形態の装置でした。

クライエントさんの要望として、包装後の6本をそのまま取り出すのではなく、3本ー3本として間隔を開けてほしいとのことでした。 

考えられる方法。

この時考えられる方法は、恐らく、オーソドックスなのが、6本を取出してから間隔を開けるという方法… でしょうか。 たぶん、これがもっともポピュラーな方法なのかなと思えます。 

取出す先をコンベアで受けて、コンベア上で後続の3本を停めて、先に3本流すような感じにすれば、簡単に対応できそうです。 

… が、それでは、ちょっと面白みに欠けるのでこういう方法を考えてみました。

ラック・ピニオンを活用。

ブリスター包装された歯ブラシを装置から取り出す際には、電動スライダで装置の搬送経路から、その外へ出すという方法をとっています。 普段では、ブリスタ包装機上の型から製品をピックアップして、単純にそのままストレートに排出するという格好なのですけど、この時に、何か細工できないかな? と考えたわけです。

ピックアップした後、経路外へ出す過程で間隔を開けることができたら? 排出先のコンベア上では何の細工もいらず、また、コンベアも比較的短機長で済むはずではないか? …というわけで、閃いたのがこれです。

移動中に間隔を開ける。

ラック・ピニオンを使って、電動スライダでの移動動作時に間隔があけれるはずだ! っていうことを思いついて、創ってみました。

間隔を開ける用のスライダを使うという方法もアリなのでしょうけど、それをすると、なんだかシンプルさに欠けてしまうし、〝芸〟がないなと。w

 ラック・ピニオンを使えば、駆動源は電動スライダ1本で済みます。 非常にリーズナブル!!

動作を動画で。

動作を動画でご覧いただけます。

ブリスター包装後の検品では、ブリスター(製品が見える)側が表の方が作業しやすいということで、実機では、排出後に製品の〝反転処理〟も行っています。 ちなみに、2台のコンベアを組みあわせて流れの中で反転させるという方法です。


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