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原料袋のコストダウン そのコツ。

包装の目的には、大きく分けて2つのタイプがあります。 

それは、直接〝商品の顔〟になるような販売に対する訴求効果が求められる包装と、もうひとつが、BtoBのような企業間での取引のために用いられる包装です。 

単純な感覚で言えば、前者が〝お金をかけてでも!〟という感覚で、後者が〝できれば、お金をかけたくない〟という感情になるのではないでしょうか?


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さて、今日のテーマは…

コストダウンを図るコツ。

原料の運搬用途で用いられる「クラフト袋」。 米袋とかセメント袋をイメージされるとわかりやすいと思います。

クラフト袋も、ある種の方法を用いればコストダウンができます。 

過去ログでも、事例でいくつかお伝えしてきました。

しかし、もし、こういったコストダウンを検討されているのであれば、少し注意して頂きたいことがあります。 実は、それにはコツがあってポイントを間違えると、コスト「アップ」になってしまう可能性があるのです。

今回は、そのコツをお伝えしますね。

結論から。

まず、結論から先にお伝えします。 それは…

現状に縛られない。こだわらない。

ということです。

新しい目線・視点で考えること。

コストダウン化を図っていく作業は、言い換えると、『現状を見直し、整理し、変化させていく』ための絶好の機会であるとも言えます。 

取引先や仕向け先への調整は必要になるかもしれませんが、コストダウン化への取り組みは印字内容や印字位置などといった袋のデザインに大きく関わってくるため、その変更への捉え方が大きなポイントになります。

つまり、現状をそのまま踏襲して考えてしまうと大きなコストダウン化は見込めないのです。 なので、可能な限り合理化してしまうのがベストなのです。

もう少し、具体的に説明すると…

デザインの検討。

例えば、現状、5つの箇所へ印刷(もしくは捺印)を行っている場合を想定します。 

もし、これをこのままの印字(捺印)位置で考えてしまうと、それぞれに即した5台のプリントヘッドが必要ということになります。 しかし、印字する位置を検討し、2か所にすることができたとすればどうでしょうか?

2台のプリントヘッドで対応できるということになります。 (イメージは、下の図。 ※ ただし、インクジェットの能力に依存するので注意が必要です。)

つまり、デザインを検討することでプリントヘッドの数が削減できます。 プリントヘッドの数が少なくて済むのであれば、ヘッドに係る物理的な購入コストを抑えることができます。

IJPの機種で検討。

印字についてのデザインと並行して行うべきことが、使用するIJPの機種についての検討になります。

この時、印字できる範囲や文字サイズといったことも重要な要素になりますが、注目すべきポイントが コントローラの数がどうなるか? ということです。 

もし、コントローラとプリントヘッドが1対1の関係だとするなら、上記の〝5か所の例〟で言えば、5セット分のIJPが必要になるということになります。 コントローラ1台に対して2つのヘッドを接続できるなら、3台でということになります。

5つのプリントヘッドを用いる場合、3台分のコントローラが必要(※)ということになります。 一方、2つのプリントヘッドの場合、1台分のコントローラで済みます。

印字箇所を変更し、2つのヘッドで対応できたとするなら、コントローラ1、ヘッド2の1セットで済むというわけです。

コントローラとプリントヘッドの関係

つまり、使用する機種によっても、コストに大きく関わってくるということになります。 

少ない台数で運用できるのであれば、設置場所、使用するインクへのコスト、また、IJP自体のメンテナンスや取扱いそのものに関しても簡素化できるようになるので、運用部分でのコストダウンにつながります。

なお、IJPの台数に係るところは、装置側から見ても設計に関わってくる事がらになります。 プリントヘッドの台数が減るのであれば、取り付けへの対応も減り、また、ヘッドに対する位置合わせなどの機構も減ることになるので、装置的にはシンプルになります。

まとめ。

これを機会に、可能な限り大きく見直すということがコツです!

「今、こうしてるから、次もこうでなきゃ!」などという執着を手放し、柔軟な発想でのぞんでいくことで、初期投資の削減を含め、運用後のランニングコストの削減にもつなげることができます。


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